夜の新宿をゴルゴムの三神官から走って逃げる南光太郎。白いローブを纏った得体の知らない集団に夜の街を追い掛けられるのは想像しただけでも恐ろしいです。誰にも助けを求められないですからね・・・。倉田さん曰く、この撮影はとてもハードで体重が減ったのだとか。
三神官からは逃れる事は出来ず、追い詰められてしまった光太郎さん。
「お前の身体は既に人間ではない。」 「その証拠をお見せしよう。」 と看板に叩きつけられて高圧電流を浴びせられてしまいました。普通の人間ならば耐えられず到底助からない数値の電流。既に人間ではない事を物語っていました。ロケ地の看板は新宿にあって今はパチンコ屋になっています。
「お前らの操り人形になってたまるか！」 と怒りをぶつける光太郎さんに対して、
ビシュムが言った「駄々をこねてはいけません。ブラックサン」お気に入りの台詞です（笑）
ビシュムの丁寧な言葉は冷たさと上品さを兼ね合わせていますね。
三神官に痛めつけられピンチに陥った光太郎さん。その時身体に異変が！バッタ男となり、色がみるみる黒くなりブラックサン・・・仮面ライダーＢＬＡＣＫへの変身を遂げました。バッタ男には倉田さん自らが入って撮影したらしく監督に絶賛の声を頂いたと仰っていました。
三神官を撃退したＢＬＡＣＫの前に現れたのは「バトルホッパー」最高に頼もしい相棒です！
シーンが変わってゴルゴム神殿
「秋月信彦、シャドームーンよ。もうすぐ会わせてやるぞ。ブラックサンに。」
ダロムが大法螺を吹きました（笑）シャドームーン復活はまだまだ先の事・・・
秋月家に戻ってきた光太郎さん。そこで総一郎が書き残した手紙を発見しました。
「光太郎、この家は危険だ。お前に是非話したいことがある。キャンプディアブロの跡地に来てくれ。必ず一人で・・・待っている。」
そこに帰ってきた杏子ちゃんと克美さん。久々の再会を果たすものの素っ気無い態度の光太郎さん。
克美さんの「やっぱりツーリングだったんだ！」も好きな台詞です。
秋月家でのシーンで一番の見せ場と言ったら、杏子ちゃんが投げたジュースのビンを光太郎さんが木っ端微塵に砕いてしまうシーン。改造人間の強力な握力を物語っています。一度はやってみたいけれど勿体無くてなかなか出来ません。ビンで飲むジュースは格別に美味しいですし（笑）
ディアブロ跡地にやって来た光太郎さんは、総一郎と再会
そこで総一郎がゴルゴムのメンバーである事と、光太郎さんの両親を殺したのもゴルゴムであるという衝撃の事実を知らされました。
「ゴルゴムに一度目を付けられたら逃げる事など出来やしない！ ゴルゴムは悪魔の集団だ！」
その言葉の通り、廃墟には既にゴルゴムの魔の手が！クモ怪人たちによって巣が張り巡らされていました。二人に襲い掛かるクモ怪人たち、その最中総一郎は引きずられて鉄塔から落とされ殺されてしまいました。
総一郎の腕には「１９８６ ＥＢ」と謎の数字が刻み込まれていました。それはゴルゴムのメンバーである事を示す数字でした。
クモ怪人は数あるゴルゴム怪人の中でも最も怖い怪人だと思います。あの顔はいつ見てもおっかないです。そんなおっかない奴が５体もいるんですからね・・・
総一郎を殺され、怒りに燃える光太郎さん。初めての変身ポーズを披露します。
ギリギリと拳に力を入れてからなる一連の動作は最高に美しくカッコイイです！
名乗りのポーズが第１話だけ違っているのも特徴的ですね。
ＢＬＡＣＫの力に圧倒されたクモ怪人たちは廃墟の中へと逃げ込みました。
奴らは屋外よりも屋内に出現した方が不気味ですね。特にこのような廃墟だと雰囲気が倍増します。
集団戦法によってＢＬＡＣＫを苦しめるクモ怪人たち。しかし、ＢＬＡＣＫの前ではそれも虚しく・・・ライダーパンチとライダーキックを食らって一瞬にして殲滅させられました！
手紙を元にキャンプ場へと駆けつけた克美さんと杏子ちゃん。総一郎の亡骸を見つけて泣き崩れる杏子ちゃんと驚きを隠せない克美さん。二人もまたゴルゴムの秘密を知ってしまった故に狙われる事になってしまいます。
ＢＬＡＣＫからゆっくりと光太郎さんへと戻る演出がカッコイイですね。歩く姿も美しいです。
南光太郎は暗黒結社ゴルゴムによって改造人間にされたが悲しみを乗り越え、人間の自由のために人類の敵ゴルゴムに立ち向かう自由の戦士仮面ライダーＢＬＡＣＫとなった。
＜キャスト・スタッフ＞
仮面ライダーＢＬＡＣＫ / 南光太郎・・・・・・・・・・倉田てつを
秋月信彦・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・堀内孝人
秋月杏子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・井上明美
紀田克美・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・田口あゆみ
南教授・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・土師孝也
南友子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・遠藤英恵
木村修
佐川二郎
泉福之助
稲山玄
徳田雅之
菅原敦
大橋史裕
山内宏聡
佐原利男
デニス・ファルト
岡元次郎
出村達彦
菊地寿幸
北村孝幸
渡辺実
（ジャパン・アクション・クラブ）
アクション監督
金田治
（ジャパン・アクション・クラブ）
ナレーター・・・・・・・・・・・・・・・小林清志
ダロムの声・・・・・・・・・・・・・・飯塚昭三
大神官ビシュム・・・・・・・・・・・好井ひとみ
大神官ダロム・・・・・・・・・・・・庄司浩和
大神官バラオム・・・・・・・・・・高橋利道
秋月総一郎・・・・・・・・・・・・・菅貫太郎
監督
小林義明
