必殺仕事人・獲物を紐から狙撃銃に変えて。敵なのか味方なのか分からない、滝竜介の初登場シーンはいつ見ても印象的です。しかし、ハイアットホテルのあの場所からの狙撃は目立つだろうに（笑）下手すれば光太郎さんに気付かれる前に通報って事も・・・
今回のゴルゴムの怪人はハサミムシ怪人、破壊ビームの使い手で東京の地下岩盤を溶かし地震を発生させるために暗躍。柳博士の持ち出したウルトラクォーツを奪い力を高めようとしていました。回し蹴り的な尻尾攻撃の動きの美しさが大好きです。子供時代、ハサミムシは見つけるとテンションが上がった虫の一つ。黒いボディでシンプルな姿ってなんであんなにも心を惹かれるのでしょうか。
狙われているというのに、女性を引き連れてプールバーにやって来る柳博士。亡くなったジョーンズ博士の研究を奪うなど評判はあまり良くなさそうですね。因みにプールバーという言葉を最近（2017年1月）クイズ番組で知りました。そして、このプールバーの店員さんを演じているのはビリー・ザ・キッド八王子店のオーナーで倉田さんの実の弟さんです。ウルトラクォーツを手に入れるために柳博士にビリヤードの勝負を持ちかける滝竜介。それを見た光太郎さんは、竜介をゴルゴムの一員だと勘違い。光太郎さんの前で下手に怪しい動きをしてはいけません（笑）
二人が揉めている間に逃げ出す柳博士を襲うハサミムシ怪人。その戦いの最中見せた竜介のキックを見て、何かを思い出した光太郎さんは「虹のゴール」で落ち合おうと柳博士の事を託し、ＢＬＡＣＫに変身してハサミムシ怪人に立ち向かいました。
虹のゴール、光太郎さんの言った場所で落ち合う二人。竜介の正体はインターポールの刑事で信彦の先輩でした。「リュウシュート」という必殺キックの使い手で、伝授してもらった信彦のそれを見て光太郎さんも知っていたというわけです。ゴルゴムの存在を知り、共に戦う事を決意した竜介。仲間が出来る瞬間っていいものですね。当時リュウシュートを真似しようとしたサッカー少年も多いのでは？
柳博士に変装して、アジトを見つけ出す作戦もニクい。インターポール製の通信装置は優秀です。ハサミムシ怪人の攻撃に苦戦するＢＬＡＣＫにウルトラクォーツを投げ、リュウシュートへと繋げるシーンもグッとくる。友の技を持って弱体化させたＢＬＡＣＫは見事ハサミムシ怪人を倒す事が出来ました。
戦いが終わり、「君は今日まで一人で戦ってきた。信彦君のために・・・、人間の自由と平和のために。だが君は、けして独りぼっちじゃない。共に戦う者がここにもいる。」と言い握手を求める滝竜介、最後までカッコイイ先輩でした。
任務を果たしインターポールの刑事・滝竜介は再びアメリカへ帰って行った。海を越え、遠く隔たっていても共に戦う男がいる。改造人間 南光太郎にとってこれ以上の励ましは無い。新たな友情と勇気を胸に、戦え！仮面ライダーＢＬＡＣＫ！！
