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 冒頭、克美さんと杏子ちゃんに追われるマモル少年、友達のお父さんへのプレゼントを壊す様子を見た光太郎さんはマモルに謝るように言うも言う事を聞かずそのままその場から逃げ出してしまいました。マモルを追おうとする光太郎さんを止める克美さんと杏子ちゃん。聞けばマモルの父親は大怪人たちの襲撃に巻き込まれて殺されてしまい、その悲しみと悔しさを紛らわすためにあのような行いをしていたのだとか。何の罪の無い人々が巻き添えを食らい犠牲になる。身近の恐怖に感じ、改めてゴルゴムに対して怒りを感じました。マモルの父親が亡くなる原因を作ったのが信彦であると心を痛めた杏子ちゃんも切なかったです。

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 街に繰り出し、親子が仲良くしている姿を見て父の事を思い出すマモル。そこに二人組の武者が時空の裂け目から出現して、時間を操り人々を混乱させました。武者たちを演じていたのはゴムパッチン芸でお馴染みの"ゆーとぴあ"のお二人。時間を操っているのを目撃したマモルは二人に自分も連れて行ってと頼み込みました。過去へと戻り父親と会う、親しい人を亡くした事を経験した事がある人ならば誰しも思う事ですね。ましてやゴルゴムの無差別殺人によって亡くしたとなればその思いは誰よりも強いはずです。「あの時、あの場所にさえいなければ。」悔やんでも悔やみ切れないと思います。

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 マモルの悲鳴を聞いて駆けつけてきた光太郎さん。光太郎さんに対抗するために時間を操り落ち武者を呼び寄せた武者二人衆
落ち武者からコブラ怪人への二段変身が良かったです。どの組織の怪人もそうですが、蛇をモチーフにした怪人の不気味さはぴか一だと思います。ゴルゴムに協力していたにも関わらず、内心は良く思っておらずコブラ怪人に槍で攻撃してBLACKを援護していたのがツボでした。

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 マモルを連れて時間を移動する武者たち。移動の途中、父親の姿を見つけたマモルはその場に行こうと叫ぶも二人に落ちれば時の亡者になって二度と帰れなくなると制止されてしまいました。マモルの逃げてと言う言葉も虚しく、父親は歴史通りバラオムに殺されてしまいました。二度も父親の死を目撃したマモル君の事を思うと胸が痛くなります。家族の平穏な時を壊したゴルゴムを絶対に許してはなりません。

 光太郎さんの時間移動の時には信彦の姿が!誕生パーティに行く前の待ち合わせ・・・パーティにさえ行かなければ二人は改造される事は無かった。信彦と戦う悲しい運命も避けられる。必死になって信彦を止めようとするもそれも叶わず過去の光太郎と信彦はパーティへと向かってしまいました。もしあの時、パーティに行かなくても必ずや別の手段でゴルゴムは二人を狙っていた事でしょう。ゴルゴムの恐ろしさは並大抵ではありません。それに、BLACKが誕生していなければ誰がゴルゴムと戦い人々を守っていたのでしょう。そう思うとこの歴史は間違っていなかったように思えます。でも、後の悲しい出来事を知っているだけに信彦の改造だけは阻止して欲しかったです。人々が停止する中、唯一動けたのも改造人間が故。本の僅かな出来事ではあったものの孤独を実感する事となりましたね。


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コブラ怪人との決戦の場所は巨大な時計の上。鎖で縛られたマモルに迫りくる長針の刃。時間を題材とした話に相応しい場所での戦いでしたね。今回の話は宇宙刑事シリーズのような演出にも思えました。長針を破壊し、それを用いてコブラ怪人の尻尾を切ったのも良かったです。コブラ怪人を倒して無事に時の流れを救った仮面ライダーBLACK、マモル君も父の墓前で自分の甘ったれさを反省して前へと進む事が出来て何よりです。武者二人組も消え行く時空の裂け目にギリチョンで入り込み元いた時代へと帰る事が出来ました。忘れ物だと光太郎さんが彼らの槍を投げていたけれど、改造人間の腕力で刃を向けた状態で投げつけるのは危険極まりないと思う(笑)

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少年は今、一人で歩いて行く事を、強く生きて行く事を父に誓った。南光太郎も今、戦いに過去はいらない。戻らない昨日を求めるより、来るべき明日に希望を託して戦おうと新たな決意に燃えていた。頑張れ仮面ライダーBLACK!走れ明日に向かって!!

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